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記: 秋沢さんはお仕事と並行して、ボランティア活動も積極的になさっていると聞きましたが?
秋沢さん: 「仕事だけの人生」って、寂しい気がします。皆さんは、どうですか?仕事をリタイアしてから、「次に何をしたらいいのだろう」と困る人が多いと聞きます。人生はたった一回きりですよね。私は今の「人生」を最大限楽しみたいです。だから仕事以外のプライベートな時間も大切にしています。そんな中で、同じ思いの仲間達と、ボランティア活動をしています。仕事以外の仲間達から、色々と学ばせて頂いています。それぞれの得意分野を教えてもらえたりもして・・・。また、今の活動拠点となっているスリランカに行って、やらなければならない事や、やりたいことが沢山あります。プライベートも慌しいですが、忙しいからこそ充実しているという感じです。もちろん、人間はボーっとすることも大事だと思います。充電する時間ですね。私も有意義なボーっとする時間は大好きです。 記: ボランティア活動の内容について教えて下さい。 秋沢さん: 大きな柱が3つ。国際交流促進、国際教育支援、国際協力です。今の主な支援先はスリランカですが、学生さん達と一緒になって色々やっています。数日~1年間などスリランカでボランティア活動をしたいという方々のサポートをしたり、現地の教育支援活動や、両親がいなかったり貧困で生活ができない子ども達の支援、日本と諸外国との国際交流・相互理解のための活動の支援をしています。 記: 活動を始めたきっかけは何だったのでしょうか? 秋沢さん: やっぱりAFS体験ですね。高校生の時に1年間、ボランティア活動というものをどっぷりと経験しました。その時に、ボランティア活動は人間が生活していくうえで必要なのだと肌で感じていたことが、きっかけになっています。実際に帰国後も、AFSのリターニー(帰国者)として、大学生ボランティア(留学生の受け入れ業務や留学生の相談を受けるといったカウンセリング)をしていました。
大したことはできないのですが、自分が出来る範囲で、社会に貢献できたらいいなと思っています。そして多くの笑顔と触れ合えると、明日も頑張ろうと思える力がもらえる気がするんです。 記: ボランティア活動で得たものや実感したものは何ですか? 秋沢さん: 世の中の厳しさと感謝・・・ですかね。確かにボランティア活動に関しては、捉え方が様々あると思います。「恩着せがましい」と否定する人もいますし、「本当にありがとう」と喜んでくれる人もいます。このあたりの線引きは難しいですね。 たとえば「日本でいらなくなった絵本をスリランカに持っていく→スリランカで日本語を勉強している人に安く譲る→売上で現地の絵本を買う→それを図書館に入れる」という活動があります。その結果、多くの子ども達が嬉しそうに絵本を読んでいる様子を見るだけで、私は「あぁ良かったな」と思います。彼らにしてみれば、その時は「知らないおばさんが日本から来て本を買ってくれた」ということに過ぎなくても、大きくなってきたら「日本に行ってみようかな」と考えるかもしれない。そう思ったら勉強し始めて、もしかしたらその中から外交官とかが生まれてくるかもしれない。ちょっと飛躍しすぎかもしれませんが、そんな事があっても不思議ではないはず。それは陳腐なものであると言われればそれだけですが、仲間達で満足していればそれだけでいいかなと思います。誰かに評価してほしい訳でもありません。ボランティア活動というものの受け取られ方は様々なので、単純に「喜んでくれる人がそこにいれば、それで良いのではないかな」というスタンスでやっています。 記: アナウンサーというお仕事が、ボランティア活動に影響している部分はあるのでしょうか? 秋沢さん: あまりないですね(笑)。ただ、自分がしっかり仕事をして生活していないと、他人の生活にまで目を向けようなんて無理ですよね。そういった意味においては、毎日過ごしている中で、ちゃんとお給料が頂ける会社員でよかったと思います。 またアナウンサーということで、人前に出て話をする時、少し上手に出来るかもしれません。また「どこかで見たことがある」というだけの理由で、ひょっとしたら話を聞いてくれる人がいるかもしれません。そのような意味においては、影響があるのでしょうね。ただ、意地悪な考え方をすると「アナウンサーのくせにあんなことをしている」と受け取られてしまうこともあります。だからいい加減にはできないですし、大事に活動しなければいけない。結構しっかり考えて勉強して、自分で本当に大切だと信じられることに向かって、じっくり動こうと思っています。 |