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学生記者の感想

▼担当学生記者
井上啓太(20歳:取材時)

▼取材日
2004/8/20(金)

▼取材時間
12:30~14:00

▼取材地
小木埠頭公園のベンチ@佐渡

▼取材の雰囲気
とてもよく晴れた空の下、心地よい風が通り抜ける公園でベンチに座りながらの取材でした。その日、公園ではアースセレブレイションの前夜祭が行われていて、露店が多く出ておりとても賑やかでした。そんな中で葛原さんも古食庵というお店を出していました。屋外での取材はキャリナビ初だったようで準備がなかなか大変でしたが、今でも葛原さんの笑顔、佐渡の風景は脳裏に焼き付いています。

もっと知恵の教育を
担当学生記者: 井上啓太(20歳:取材時)
葛原さんは今の学校は知識の教育ばかりで知恵の教育はほとん どしていないと感じているそうです。これを聴いたとき祖父と 畑の手伝いをしに行ったことを思い出しました。ある日、僕は 祖父と畑に置いてある石製の水瓶を移動しに行ったときのこと です。非常に重そうな水瓶をどうやって移動するのだろうと思 っていたら、祖父は迷いもせず近くにあった木材を使い「てこ の原理」で移動し始めたのです。驚きました。自分には「てこ の原理」の知識はあったのですが、それをどう使えばいいかと いう知恵にはなっていなかったのだと。自分の「わかる」「知 ってる」よりも「できる」が豊富な人になっていきたいです。

生きていることが遊びにも仕事にもつながっている。遊びと仕事に区別はない。
同行学生記者: 清水悠介(21歳:取材時)

葛原さんの生き方を見て、そうだなと感じました。竹細工造りや人形造りや絵描きなど、色々なことをされている葛原さんですが、そこには仕事とか遊びといった意識はなく、全部含めて生活している、生きている感じがしました。子供の頃から自然の中で遊ぶことを通して、自分から作り出す、生み出すことを覚え、自分の世界を持つことができたとおっしゃっていましたが、葛原さんを見ていても確かに葛原さんの世界があるのだなと感じました。

お話の中で、葛原さんは“都会の人たちは自分を持っていない人が多い”ともおっしゃっていましたが、都会では仕事も遊びも何でも与えられて、自分から作り出していくという発想がなかなか出てこないのではないでしょうか。また、一般的に都会では、仕事や遊びが生活と密着しているというよりはそれぞれが独立していて、切り離されている気がします。多くの人は仕事は仕事、遊びは遊び、生活は生活といった具合に捉えていると思います。

やはり葛原さんの生き方は全てが生活と密着しているし、自分から何かを作り出すという、自分の世界を持っている方なのだと思いました。佐渡という場所が、葛原さんのような生活を生み出したのかもしれません。今回の取材を通して、いわゆる都会で仕事をして生活するパターンとは違った、葛原さんの世界を見ることができました。

遊びとか仕事のくくりが無い
同行学生記者: 池上紗代(22歳:取材時)
この言葉を聞いたとき、自分の求めているのはこれかもしれないと思いました。そして何だか「うわーっ!」とこみ上げてくるものがありました。それは自分もそんなことが言えるようになりたいと、思っていたからかもしれません。そして私の周りには葛原さんのように様々な仕事をして生きている人がいなかったので、とても驚いたというのもあったからかもしれません。また、葛原さんは「生きていることが遊びであり、仕事にもつながっている」、そして「勉強でもある」とおっしゃっていました。そう考えているからこそ、遊びと仕事のくくりがないのかもしれません。そんな風に考えられる人に私もなりたいです。

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同行学生記者: 山崎知子(21歳:取材時)
原さんの哲学的なお話を色々聞かせていただきました。葛原さんのお話を聞きながら、生きる目的について色々と考えました。葛原さんは「人は伸でも魂は死なない」とおっしゃっていました。 それを聞いたとき、人が生きる目的は第一目的ではないけれど最終目的としては死んだ後も魂が生き残るのであれば、人が死んだ後、この世に残ったどれだけの人の心の中にいき続けれることが出来るかどうか、つまり、死ぬまでに関わった人の中にどれだけ自分の存在を残すかということなのかな、と感じました。私は高校時代に部活の顧問を亡くしました。彼女はもう死んでしまってあえないけれど、今でも私の中で忘れられない人です。それを思うとき、人の生きる意味は死んだ後にあるのかなと感じました。 普段考えないことを考えさせられ、哲学的なお話もいいな、と思いました。オンリーワンワードはないのですが、そういうことに気付けた取材でした。

仕事と遊びの隔てがない
同行学生記者: 宮田尚味(21歳:取材時)
お仕事のお話を伺ったとき、「仕事は10個」とおっしゃるのを聞いて、本当にびっくりしました。そこで上のオンリーワンワードをさらっとおっしゃいました。葛原さんは小さい頃から自然を相手にたくさん遊びまわって、それが仕事にもつながっているそうです。こう言える事がすごくうらやましいです。プリクラ企画者の佐々木美穂さんの記事にも同じことが書かれていました。趣味でも何でもその一つ一つを楽しんでやる、たくさん遊ぶことって大事なんだ改めて思いました。

人生の目的
同行学生記者: 花澤小百合(22歳:取材時)

葛原さんのキーワードに感じました。少し前までは、「一生懸命稼いで、少しでも豊かになること」が皆の共通の目的だったし、頑張れてたのだけど、豊かになった今の時代はそれは皆を引っ張る力をもう持っていなくて、何を目的にしてもよくて、人それぞれ色々で、では、自分は何に満足するのか。ここを考えるのがやっぱり大事だと思います。

私が今、思い返して印象に残っているのは、葛原さんのあの雰囲気です。何と言うのか、人に対して開いている感じがして、私はとても好感を持ちました。 自分のそのままを、気負わず出している感じです。それがとても羨ましい。私は相手によって、肩の力を抜いてそのままを出せたり、そうでなかったりします。隠してしまったり、よく見せたいという気持ちが働くことがあり、そういう無理をしたときは自分でも気が付きます。

なぜそうなるのか。自分なりに思い当たることがあって、自分が相手に関心を持っていて、なおかつ相手にとって、自分のそのままではさほど面白くないというか、それほど魅力がないのだなと自分が感じた時、その傾向があると思いました。しかし、そうやってある意味、頑張っている状態というのは長続きせず、そのうちぼろが出るか、自分が疲れて演じることをやめてしまうか、疲れるので相手に会いたくなくなってしまったりするので、意味がないなあと思います。一時の関心を得られはするが、後には何も残らないというのは悲しい。

自分自身に肯定感を持つか。私は私でいいんだ。と思えるか、のびのび生きられるか。活動し始めたときから、このことは意識されていて、修了した後もやっぱりここなんだなと思います。そして、キャリナビが伝えようとしていることなのかなと思います。

私はキャリナビ活動中、自分の家族のことを色々考えました。そして、一つの結論が出て、現在は一人暮らしをしています。生き生きと働いている、生きている人に会い、自分を考える、皆の感じを聞くというキャリナビの経験は私にとって、とてもとても大きなものでした。思いきって活動して本当によかった。

今は、卒論で、今まで家族のことでいっぱいで見えていなかった自分のひっかかりについて考えています。またまたそんな引っぱり出して、、、と言われてしまいそうですが、今までこういう機会はなく、なんとかしたいと切実に思っていたので、 なかなか辛くもあり、混迷の時期なのですが、できるところまでがんばってみようと思います。

本気でやろうと思ったら師匠は要らない
同行学生記者: 西裕美(22歳:取材時)

“学ぶ”と言う言葉の語源は“まねぶ”だと聞いたことがあります。それは、先人の真似をすることで自分もできるようになるからだそうです。でも、葛原さんのこの言葉はそれとは逆です。人から教わることをしなくても、強い興味があれば自分の力で前へ進むことができるということでした。

私は、それほどまで何かに没頭したことはありません。でも、気づいていないだけで、自分にとってはごく当たり前に何かの能力を身につけていることもあるかもしれません。多くの人は自分にとって何が一番適しているか分からない状態で、偶然出会った何かを始め、続けていくうちに好きになるのだと思います。そうやって自分の大切なものに気がつくと、周りとは無関係に、ひとりでに能力を身に付けていくと思いました。本気という状態をどう捉えるかにもよりますが、そのものに正面から取り組む決心をして行動を起こすことができれば、新しいものを生み出すことができるのかもしれません。本気というのが新境地を目指すことだとすれば、過去のものを参考にすることはあっても、その先を造るためにオリジナルな工夫を加えることになり、誰かに教わっているだけでは本気ではないのかもしれないと思いました。

私は今、卒業研究で今までにないものを提案するべく取り組んでいます。キャリナビが終了すると、毎日それだけを考えて生活できる、とても贅沢な日々になります。一番自分の本気を出しやすい環境だと思うので、後悔が残らないように精一杯取り組みます。この言葉について考えたことで、勇気とやる気を自分の中から見つけることができました。

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