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記: お仕事をされていて楽しい時はどんな時ですか?
浅野さん: 自分が考えて企画したものが売れた時です。それからお客さんから、「いい商品を売ってもらって、ありがとう」と言われたときが一番うれしいですね。それと、もう1つ、私が厳しく指導した社員が育っていった時、これは経営者として一番楽しいですね。 記: 大きな会社になってしまうと、下にいる社員と接する機会はあまりないかと思うのですが。 浅野さん: 確かにないですね。私の会社も社員が100人近くいますから。でもなかなか話す機会がないからこそ、中間管理職に「下の内職さんやパートさんの気持ちを吸い上げなあかん」て、いつも言っています。簡単に辞めていく子がいると、私は「今までSOSを発してたのに、何で気付かなかったんや」と言います。下の人の気持ちを中間管理職が目で見て毎日感じないと、私が毎日全部見られないですから。だから私、中間管理職の教育はものすごく厳しいですよ。 記: 浅野さんがお仕事をしていく上で大事にしていることは何ですか? 浅野さん: まず責任感。それと、お客様が「何を見て喜んでくれるかな」、「私の会社の商品をどういう使い方してくれるんやろ」と考えたり、思い浮かべながら商品を作ることも大事にしています。だから私は、社員に「自分が欲しくないものは絶対作ったらいかん」と言っています。企画の子にも「これ誰にあげるために作った?」と聞くんです。漠然としたイメージで作ったものには心は入らないです。お母さんやお友達に、これを飾ってくれたらお部屋がきれいになると、そういうことをイメージして心を込めて商品作りしなければ、いい物は絶対に作れないです。 記: では、お仕事をしていて大変な時はどんな時ですか? 浅野さん: 商品が売れない時と、商品のアイデア・企画が行き詰まった時です。そういう時は、売れている店や物を真剣に見て回ります。でも売れているからといって全てを真似するのではなく、私の企業理念に合う、売れている店や物の良いところだけを取り入れて商品開発をしてきました。あと一番辛いのは、社員が辞めていく時ですね。得意先を失う時より、わけもなく社員が辞めていくときの別れが辛いです。だから今、世の中的には、簡単に転職とか宣伝しているけど、私はあれが大嫌いです。我慢強さとかね、そんなことはどこの社会でも一緒でしょ。だから入る前に自分が何をしたいかということを見極めてから入らないといけないと思います。もう中学生ぐらいから自分が将来何をしたいか、自分で分からなきゃいけない。そして、目的を持って、そのために勉強をしなさい。それが、一番自分を奮い立たせます。勉強は自分の将来に役立つ勉強をしないとダメです。私は負けず嫌いで、諦めない、責任感があるから、結局この仕事のきっかけになった。何かやりたいことに出会うという事が大事でそれが夢だと思います。 |