▼担当学生記者
長田瑞穂(20歳:取材時)
▼取材日
2004/5/20(木)
▼取材時間
13:00~14:00
▼取材地
ナビゲーターさんの会社@六本木
▼取材の雰囲気
六本木にある高層ビルのオフィスでの取材で最初は緊張しましたが、山本さんが気さくに質問に答えて下さり、こちらも構えることなく自然体で取材が出来ました。山本さんが質問に答えてくださる姿は、本当に生き生きと目が輝いていて、本当に自分の仕事を楽しんでいらっしゃるということが、ものすごくよく伝わってきました。1時間というとても短い時間でしたが、とても内容の濃い、良い取材が出来たと思います。
山本さんは「仕事をする上で一番大切なのはテクニックや知識よりも仕事にかける熱意と情熱と使命感だ」と仰っていました。私は今まで「何か資格が無ければこの先やっていけない」という考えをもっていて、そういう物にしがみついていました。でも資格をもっているだけでは全く意味がないんですね。この取材を通して、資格はその人を表ものでしかなく、大事なのは自分がその仕事を責任と熱意をもってやり遂げられるかどうかなんだと気付きました。
自分が熱意を持ってやり遂げられるものがなんだろうと考えると、私はまだ、自分はどうありたいのかを見つけようと思い始められたところで、やっとスタートラインに立ったと思っています。まず目前のことをやっていく中で更に自分についての発見を増やし、そこから自分の将来へつなげていきたいと思います。
まず、とても面白い取材でした!!1時間という短い時間の中での取材だったのですが、そうとは思えない内容の濃い取材でした。
山本さんはコンサルティングという仕事がとても楽しくて仕方がないんだな、ということがよく伝わってきました。コンサルティングとは、企業に勤めていて1回2回あるかないかという企業の危機(?)に対応することを専門としている仕事です。3年に1度じゃないいつでも文化祭実行委員、みたいなものだ、と山本さんは言っていました。そして、コンサルタントとはいわば医者のようなものだそうです。企業が患者さんだとすると、患者の癌を見つけ、処方箋を出し、改善へ向けアドバイスをしていく。クライアントそれぞれの症状に従い戦略を立て、建て直しを進めていく、改革のプロフェッショナルです。
確かに、それはとてもやりがいのある仕事だろうなぁ、と思いました。コンサルに依頼をするにはある程度のファンドが必要になるため、クライアントは必然的に大企業が多くなります。そうすると、そのクライアント(社長さんなど)を助ければ、その下にいる1万人もの人たちを幸せにすることができる。そして、仕事は常に企業にとっての一大事なわけで、それだけに毎回自分の実力が試されるというプレッシャーと面白み。まさに毎回が真剣勝負の本番の試合なわけです。こんなスピードで成長してしまっていいのかと思う、と山本さんは言っていました。共にチームを組む仲間とは、常に相手に対しプラスになるように、と考えてやっているそうです。例えば会議などの場で、全員が全員に対し積極的にコントリビュートしていく。お互いがお互いを高めていく。そうじゃなくちゃ意味がないよね、と言っていました。
私はビジネスというフィールドのことはよくわからないのですが、このような外的条件を見てもコンサルはとてもやりがいのあるものなんだろうなと思いました。では、コンサルタントとして大切にしていることは何か?それは、熱意.情熱・使命感だとおっしゃっていました。知識や技術というものはプロとしてある意味当然の必要条件であり、問われてくるのはその先の人間性の部分だと。それが十分条件で、そこで自分に付加価値を付けていくんだ、と言っていました。異文化間で仕事をするときに文化の違いを感じることはありますか?と質問したときには、文化というより個人の違いを感じる、そこで大切だと思っているのは正直かどうか、フェアーかどうか、だそうです。なるほどなーと思うことしきりでした。メモに書ききれないほど面白い取材でした!
私はこれまでに16回取材に行かせていただきました。取材はとても楽しいです。いろんな事に気づかされたし、ナビゲーターさんは生き生きして本当に楽しそうだから、よし、私も頑張ろう!ってパワーがもらえるし、様々な事に対し考える糸口が転がっているし。そして単純に、コミュニケーションとしてとても楽しい。ナビゲーターさんとお話をすることは、とても楽しいです。取材に行けばいくほど取材に対して慣れて、スムーズに取材が出来るようになっていきました。そうするとさらに取材は楽しくなっていきました。自分でどんどん聞きたいことを聞けるようになっていくからです。どうやって質問をしたらナビさんは答えやすいのか、取材の流れや質問のタイミングや。そこで得た勘(?)のようなものは普段のコミュニケーションでも生きていくものですし。
コンサルティングという職業は、敷居の高い職業イメージがあったため最初とても緊張して取材に望みました。しかし、実際は温厚でユーモアにあふれるすてきな方でした。あぁそうか。こういう職業だからこそ、仕事の能力の高さはもちろんのことそれ以上に、コミュ二ケーション能力や人柄の要素がひつようなんだと思いました。コンサルは簡単に言えば、会社にメスをいれて立て直すことを手伝うので、相手にするのは会社の社長などが多いそうです。その際重要なのは、熱意であるおっしゃているのを聞いて、どこの世界に生きていてもやっぱり人間社会である以上人間関係の上の熱意なり信頼なりというところに集約されるんだなと感じました。
一番心に響いたのは、人と違うことに着眼する、ということです。山本さんがコンサルティングの世界に足を踏み入れたのも、職業としてはまだ注目度の高くないバブル期でした。おもしろそう・謎めいている、ただそれだけで今まで勤めていた銀行を辞める。それは、前々から人とは違うことに目を向けていこうとする山本さんなりの生き方が貫かれているような気がします。これからのビジネス展望のお話も人とは違うとこに注目されていてすごく勉強になりました。
また、20代・30代のうちは興味の対象を広げる時期である。そして40代になったら方向を狭めてとりくんでみなさい。というお話もすごく印象に残っています。大学3年の今が人生の方向を決める最後の時期ということをよく聞かされますが、世の中思ったとおりに物事が進んでいく訳がないし、それこそ例えば銀行が淘汰するなんて誰も思っていなかった訳だから今は自分が好きなことはもちろんそれ以外にも日々のチャンスや機会を大事にしてもっともっと自分を高めていこうと思いました。こういうことを、思い立って急に変わるとは思いませんが、意識しているだけでも違うのでこれからはもっと日々アグレッシブに生きていこうと思います。
山本さんは「どういう領域で自分を生かせるか」ということを 相対価値とおっしゃっていました。山本さんは昔からあまのじゃくで、みんなと同じことはやらなかったそうです。人と同じフィールドでは戦わないともおっしゃっていました。私はこの言葉がなんだかひっかかっていました。なぜなら相対価値とは、「人と比べてできるかできないか」というような 能力的な観点で判断するようなイメージを持っていたからです。それは「好き」という気持ちよりも「能力」を重視しているようで、なんだかネガティブなイメージを持っていました。
私はキャリナビに来て、「人と比べた自分」ではなくて、「そのままの自分」を大切にするようになっていました。だから「人と比べる」ようなイメージを持っていた「相対価値」という言葉にひっかかりました。でもよく考えると、私が「私らしさ(=絶対価値?)」に気付けたのも、キャリナビに来て、いろいろな人の考え方を聞いて、自分と他人との違いに気付けたからからこそなんです。 自分らしさに気付けるのも、人と比べてこそ。やっぱり、いろいろな人がいるなかに、自分が生きているのだから、「相対」は大事なことだと思います。
だから、相対価値を、「一番自分らしさを発揮できる場所はどこか?」と言い換えて考えるとすんなり納得できました。(本来の意味とずれてきている気もしますが・・・)たぶん、一番自分らしさを発揮できる場所って、山本さんのおっしゃっていた、一番自分を生かせる場所だと思うんです。もしかしたら、それが結果的に能力にもつながってくるかもしれない。「好きこそものの上手なれ」という言葉もあるし。私は、「自分を生かせる場所」を 「自分の能力が生かせる場所」から考えるのではなくて、「自分らしさが生かせる場所」と考えて探していきたいと思います。私は、自分らしさとは、自然体の自分や、自分の好きなこと、大切にしていること、だと思っています。