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記: どれくらいの人数でやられてるのですか? 伊藤さん: 伝統産業の基本は家族でしっかりやるということで身内と陶芸学校を出てこられた若い6人でやってます。 記: 一日にどのくらい作られるんですか? 伊藤さん: 手作業で一ヶ月に3000個程作ってます。 記: 清水焼の他に好きな焼き物などは? 伊藤さん: 中国とか好きですね。元々うちのカラフルな色はベトナムからきてるんですよ。10年ぐらい前からカラフルな色にしてきたのは、時代の変化でなかなか売れなくなってきまして。最近は専門家の方でも手作業で作ったものと機械で作ったものが見分けがつかないので、やっぱり伝統産業も研究して努力していかないということで、最近付加価値の高い者に切り替えてきました。 記: 伝統産業というとどこも後継者不足だと悩んでると聞きますが? 伊藤さん: 焼き物の場合は若い人が結構来られるんで、逆に受け皿がないくらいです。毎年学校はすごい倍率みたいですから。 記: 突然弟子入りさせてくださいとかありますか? 伊藤さん: たまにありますけど、やっぱりある程度勉強している方がいいと思いますよ。 記: お仕事は朝早くから始められるんですか? 伊藤さん: 仕事の流れとしては8時半から始めるんですけど、暗黙の了解というか8時にみんな工房に入ってます。段取りを8時半までにやって、お昼に休憩があって終わるのは5時半です。 基本的には流れ作業でやっているので作る人と絵を書く人に分かれています。ほとんどの食器は頭の中に図案を入れてフリーハンドで書いてますね。 記: 伊藤さんにとって焼き物清水焼ってなんですか? 伊藤さん: 清水焼は誇りですね。歴史に携わってるってというか、生き方になってきますけど、小さい時ってそういうのわからないですよね。二十歳ぐらいまでわからなかったですね。伝統産業っていうのが、自分が思ってる以上に世間から見たらすごい仕事してるなって、大学ぐらいの時にわかりました。 記: 清水に限らず他の焼き物とか日本各地の焼き物とかを見られるのも楽しいですか? 伊藤さん: まあ逆に見ないといけないですね。次に自分が作る作品はまだ世界中探してもやっていないことをしないと。今の世の中それぐらいしないと受け入れられないですね。あんまり奇抜になってもよくないですけどね。 記: いろいろなところに実際行かれたんですか? 伊藤さん: 若い時には実際に足を運んでみました。やっぱり地域性は出ますね。京都のイメージは上品、粋さがある、そして雅といえばちょっとありきたりですけど、その辺のテイストをちゃんと表現しながら、また新しいものをつくる。自分が作る作品って自分が見たものとか、経験したものとかそういうのが蓄積されてでてくる。いろんな産地で受けた影響、吸収したもの、文化の表現ですからね。京都は歴史的に見たら、友禅、西陣織、漆など他の文化も見ながら、陶芸に反映してきたので。今は、自分が作ったものをただ作っただけじゃなくて、消費者の立場になって考えてますね。基本的に売れるいうことが一番世の中を満足させる。やっぱり流通で自分が卸しに卸して、小売店にいって、消費者というこういうパターンですけど、売れてこそ中の人も潤って、消費者の人もそれに満足して、最終的にそれで自分も潤う。へんな意味で売れるんじゃなくて、ただ純粋にものが売れるというのがいいですね。 |